こんにちは、トリコナッジの蒲原です。私の名前は、かもはらと読みますが、まあ読まれない苗字です。

学校でクラスの担任が代わって初めて出席簿を読み上げられるとき、一発で読めた先生はひとりもいませんでした。かまはら、かんばら、蒲焼きから「かばはら」、蒲郡から「がまはら」なんて読まれることも。

私は会社員として勤めながら、副業でWebライターを始めましたが、もしネット上に本名が出てしまい、だれかが悪意をもって通報したら一発アウトになってしまう。そんなリスクを回避するためにペンネームを作ることにしました。

どうせ付けるなら、案件を依頼されやすい名前にしようと考えました。つまり「かもちゃん」とか、「ゆーすけ」「KAMO」みたいなTwitterでありがちなネームは、信頼を獲得するには不利だと考えたのです。

逆に本名を出していると「まじめに取り組んでそう」という印象を与えます。クラウドソーシングで検索してみてください。適当な名前を付けた方が多いこと、多いこと。そのなかで、漢字フルネームの名前はいい意味で目立ちます。そして、それが本名かどうかは依頼側には関係がなく、調べる術も基本的にありません。

本名にどことなく近い、有名なライターさんの名前をお借りした、藤原道長みたいにもともと高貴な苗字である…みたいな理由で、藤原を選びました。友亮という下の名前のペンネームは本名と同じように、「ゆうすけ」と読ませることにしたのですが、これも一発読めなそうだから「ふじわらさん」って名前が浸透しやすいのではと字を選びました。

Webライターとして知り合った方の多くには、今も藤原さんと呼ばれています。面倒なのは、リアルのつながりで仕事をくださった方もたくさんいたことです。彼らは当然、本名で私のことを呼びます。ほぼ全員「副業時に身バレを防ぐためだった」というと納得してくれますが、独立時に藤原ネームを捨てなかったことで今なお、呼び名は混在しています。

個人事業主時代はどちらでもよかったのですが、会社を立ち上げるにあたってはさすがに本名を出しました。新規取引で調査するときなど、実在しない名前・登記上と異なる名前だと、要らぬ不信感を招くのではないかと思ったためです。

さて長くなりましたが、藤原さんと蒲原さんは同じ人です。どちらの名前で接点やお仕事をいただいても、大切にお付き合いできればと思っておりますが、少しずつ本名での露出が増えていくのかなあと思っております。

いずれにしても今後も倍旧のご指導のほど、よろしくお願いいたしますm(__)m